第02章
六爻の起卦と配置
方法と表現
1. 本章の学習目標
本章を学び終えると、読者は次の内容を理解できるようになります。
- 六爻判断の第一歩は起卦と装卦であること。
- 起卦は卦象を生成することであり、装卦は六親、世応、六神などの情報を卦の中へ排列することです。
- 六爻でよく使われる起卦方法には、銅銭起卦、数字起卦、時間起卦などがあります。
- 銅銭起卦がなぜ伝統的な六爻でよく使われるのか。
- 動爻がなぜ重要なのか。それは事柄の中の変化点を示します。
- 装卦がなぜ厳密でなければならないのか。六親、世応、用神、六神はすべて正しい排盤に依存するからです。
- 六爻は卦名だけを見るものではなく、完全な排盤を通じて具体的な問いを分析します。
- 起卦するときは問いを明確にし、一事一問を守り、反復して試すことは避けるべきです。
2. なぜ六爻では先に起卦するのか
六爻は問事システムです。
人が具体的な問題に向き合うとき、まずその問題を卦象へ変換する必要があります。この過程を起卦と呼びます。
たとえば、ある人が次のように問うとします。
この顧客は今週支払うだろうか。
六爻では、感覚だけで直接答えることはできません。
第一歩は六爻卦を起こすことです。
この卦には次の情報が含まれます。
- 本卦。
- 動爻。
- 変卦。
- 六親。
- 世爻。
- 応爻。
- 六神。
- 月建。
- 日辰。
- 空亡。
- 各爻のあいだの生剋冲合。
これらの情報が共同で判断の基礎を構成します。
したがって六爻の第一歩は解釈ではなく、排盤です。
卦を誤って排すれば、その後の判断はずれていきます。
3. 起卦と装卦の違い
六爻を学ぶときは、二つの概念を区別する必要があります。
| 概念 | 意味 |
|---|---|
| 起卦 | 卦象を生成し、本卦、動爻、変卦を確定する |
| 装卦 | 六親、世応、六神、地支などの情報を卦の中へ排列する |
起卦は卦象を得るだけです。
装卦によって初めて、卦は分析可能な六爻盤になります。
たとえば「風火家人」という卦を得たことだけを知っても、まだ不十分です。
さらに次を知る必要があります。
- どの爻が動いているか。
- どの爻が世爻か。
- どの爻が応爻か。
- どの爻が財爻か。
- どの爻が官鬼か。
- どの爻が青龍に臨むか。
- どの爻が白虎に臨むか。
- 用神が月日から生扶を受けているか。
- 動爻が何へ変化するか。
これが装卦の重要性です。
六爻が梅花易数より細かいのは、まさに各爻に人事関係を装入するからです。
4. 起卦の前に問いを明確にする
六爻で起卦する前に、必ず問いを明確にします。
よい六爻の問いには三つの特徴があります。
具体的であること
次のような問いはおすすめしません。
私の仕事運はどうなるか。
より適している問いは次です。
私は今この仕事の機会を受けるべきか。
現在性があること
六爻は、現在すでに存在している問題の分析により適しており、遠すぎる、または漠然とした人生問題には向きません。
次のような問いはおすすめしません。
十年後に私は成功するか。
より適している問いは次です。
このプロジェクトは今、続けて進める価値があるか。
一事一問であること
一回の起卦では、一つの核心問題だけを問うのが望ましいです。
次のような問いはおすすめしません。
この協力は成るか、相手は信頼できるか、利益は出るか、今後リスクはあるか。
これは多すぎる問いを含んでいます。
次のように分けられます。
- この協力は進めるのに適しているか。
- 相手には本当の誠意があるか。
- このプロジェクトには収益機会があるか。
六爻は問いが具体的であるほど、判断が明確になります。
5. なぜ同じ事柄を繰り返し問うべきではないのか
六爻では、短時間に同じ事柄を繰り返し問うことはおすすめされません。
現実状況に変化がない場合、反復して起卦することは判断を求めているのではなく、自分が聞きたい答えを求めていることが多いです。
たとえば次のような場合です。
彼は連絡してくるか。
彼は今日連絡してくるか。
彼は結局連絡してくるのか。
もう一度聞いたら違う結果になるか。
このような心理状態は判断を混乱させます。
一般的には次のように考えます。
状況が変わっていなければ、繰り返し問うべきではありません。
条件が変わったなら、改めて問うことができます。
たとえば相手がすでに返信した、契約条件が変わった、プロジェクト状態が更新された場合は、問いの環境が変わっているため再起卦できます。
6. 銅銭起卦
銅銭起卦は、伝統的な六爻で非常によく使われる方法です。
通常は三枚の銅銭を用い、連続して六回振り、一回ごとに一つの爻を得ます。
六回の結果は下から上へ排列します。
第六回:上爻
第五回:五爻
第四回:四爻
第三回:三爻
第二回:二爻
第一回:初爻つまり、第一回で出た結果が最下の初爻です。
第六回で出た結果が最上の上爻です。
これは初学者がもっとも間違えやすい点です。
六爻は常に下から上へ排します。
7. 銅銭の結果はどのように爻になるか
三枚の銅銭を一回振ると、表裏の組み合わせが出ます。
伝統では数字を用いて表すことがよくあります。
| 結果 | 数値 | 爻象 | 動くか |
|---|---|---|---|
| 少陽 | 7 | 陽爻 | 動かない |
| 少陰 | 8 | 陰爻 | 動かない |
| 老陽 | 9 | 陽爻 | 動いて陰に変わる |
| 老陰 | 6 | 陰爻 | 動いて陽に変わる |
簡単に理解すると次のようになります。
- 7 は静かな陽爻です。
- 8 は静かな陰爻です。
- 9 は動く陽爻です。
- 6 は動く陰爻です。
動爻は変化します。
老陽は少陰に変わる
老陰は少陽に変わるつまり次のことです。
- 陽爻が動くと陰爻に変わります。
- 陰爻が動くと陽爻に変わります。
動爻によって変卦が形成されます。
8. 動爻はなぜ重要か
動爻は、事柄の中で現在変化している部分を代表します。
六爻では、動爻は非常に重要です。
それは次を示す可能性があります。
- ある役割が主動する。
- ある要因に変化が起きる。
- ある条件が触発される。
- ある問題が発展している。
- 事柄がもはや静止していない。
たとえば次のようになります。
- 財爻が動けば、財務、顧客、資源に関するテーマが引き動かされます。
- 官鬼が動けば、職位、圧力、規則、疾病、または相手男性の象が引き動かされます。
- 父母が動けば、契約、消息、証明書、文書が引き動かされます。
- 兄弟が動けば、競争、友人、共同、財の分配が引き動かされます。
- 子孫が動けば、出力、製品、圧力解消、子どもに関するテーマが引き動かされます。
動爻だけでよし悪しを判断することはできません。
重要なのは次を見ることです。
- 動爻が用神かどうか。
- 動爻が誰を生じ、誰を剋するか。
- 動爻が何に変わるか。
- 動爻が化回頭生、化回頭剋になるか。
- 動爻が月日から冲合を受けるか。
- 動爻が世爻にとって有利か。
9. 変卦とは何か
動爻が変化した後に形成される新しい卦を、変卦と呼びます。
本卦は現在の状態を代表します。
変卦は事柄が変化した後の傾向を代表します。
たとえば本卦の三爻が老陽であれば、老陽が動いて陰爻に変わります。
変化した後、新しい卦が形成されます。
変卦は絶対的な結果ではなく、傾向です。
それは次を示します。
現在の変化が続いて発展するなら、事柄はどの方向へ進む可能性があるか。
六爻判断では、本卦と変卦の両方を見る必要がありますが、核心はなお用神、世応、動爻、月日にあります。
10. 数字起卦
銅銭起卦のほかに、数字起卦を用いる人もいます。
数字は次のようなものから来ます。
- 自然に思い浮かんだ数字。
- 現在時刻。
- 目に入った数字。
- ランダムな数字。
- 質問者が告げた数字。
数字起卦の核心も同じです。
問いが明確であることを前提に、数字を卦象へ変換します。
数字起卦は便利ですが、注意すべき点があります。
- 問いを明確にする。
- 数字を意図的に選ばない。
- 方法を固定する。
- 望む結果を得るために数字を何度も変えない。
六爻では銅銭起卦のほうがより伝統的で、数字起卦のほうがより便利です。
しかしどの方法を使う場合でも、重要なのは問いへの集中と規則の一貫性です。
11. 時間起卦
時間起卦は、質問された時間に基づいて卦を起こす方法です。
通常は年、月、日、時などの数字を用いて卦象を形成します。
時間起卦の考え方は次のとおりです。
問いが提出されたその瞬間には、その事柄の現在の気機が含まれています。
時間起卦は、銅銭がなく、すばやく判断する必要がある場合に適しています。
ただし六爻を学ぶときは、まず銅銭起卦を理解することをおすすめします。銅銭起卦は、各爻がどのように形成され、どのように動変するかを初学者が理解しやすいからです。
12. 装卦とは何か
起卦した後、さらに装卦が必要です。
装卦とは、分析に必要な情報を六つの爻の上へ排列することです。
主に次を含みます。
- 地支を装す。
- 六親を装す。
- 世応を定める。
- 六神を安置する。
- 動爻を標記する。
- 変卦を排出する。
- 月建日辰を標記する。
- 空亡を判断する。
装卦は六爻分析の基礎です。
六親を誤って装すれば、用神を誤って探す可能性があります。
世応を誤って定めれば、自分と相手の判断が誤ります。
六神を誤って安置すれば、補助的な象意も混乱します。
月日が不明なら、旺衰を判断できません。
したがって六爻排盤は厳密でなければなりません。
13. 地支を装す
六爻では、各爻に通常地支が配されます。
地支には五行属性があります。
| 地支 | 五行 |
|---|---|
| 子、亥 | 水 |
| 寅、卯 | 木 |
| 巳、午 | 火 |
| 申、酉 | 金 |
| 辰、戌、丑、未 | 土 |
地支は、六親、五行生剋、旺衰、冲合を判断する重要な基礎です。
たとえば一つの爻に「寅木」が装されれば、その爻は木に属することが分かります。
日主または卦宮五行が確定すれば、それがどの六親かをさらに判断できます。
地支の装法には固定規則があります。初学者はすぐすべてを暗記する必要はありませんが、六爻盤の各爻は空ではなく、地支、五行、六親、六神、位置を持つことを知っておく必要があります。
14. 六親を装す
六親は六爻判断における核心的な関係システムです。
六親には次があります。
父母
兄弟
子孫
妻財
官鬼六親は、各爻の五行と卦宮五行との関係によって確定されます。
基本関係は次のように理解できます。
| 関係 | 六親 |
|---|---|
| 我を生じるもの | 父母 |
| 我と同じもの | 兄弟 |
| 我が生じるもの | 子孫 |
| 我が剋するもの | 妻財 |
| 我を剋するもの | 官鬼 |
ここでの「我」は質問者本人ではなく、卦宮五行を指します。
六親は、卦中の爻を現実のテーマへ変換する助けになります。
たとえば次のようになります。
- 父母爻は文書、契約、消息、年長者、家屋を代表します。
- 兄弟爻は友人、同輩、競争、共同、財の分配を代表します。
- 子孫爻は子ども、製品、出力、喜び、圧力の解消を代表します。
- 妻財爻は金銭、顧客、資源、現実利益を代表します。
- 官鬼爻は職位、圧力、規則、疾病、訴訟、対象などを代表します。
したがって六親を装した後、卦は現実的な意味を持ち始めます。
15. 世爻と応爻を定める
世爻と応爻は、六爻における二つの大きな定位点です。
| 爻 | 意味 |
|---|---|
| 世爻 | 自分、主方、質問者 |
| 応爻 | 相手、外部、対象、環境 |
世応の位置は、卦宮と卦の種類によって固定規則があります。
初学者はまず次を覚えれば十分です。
世爻は通常自分を見て、応爻は通常相手を見ます。
世応関係は、自分と相手、または自分と事柄の相互作用を判断する助けになります。
たとえば次のようになります。
- 世が応を生じる:自分が主動的に与える。
- 応が世を生じる:相手または外部が自分を助ける。
- 応が世を剋する:相手または外部が自分に圧力を与える。
- 世が応を剋する:自分が相手または事柄を制御する。
- 世応が相合する:双方に牽連がある。
- 世応が相冲する:双方に衝突または変化がある。
ただし世応関係だけで結果を判断することはできず、用神も見る必要があります。
16. 六神を安置する
六神とは次のものです。
青龍
朱雀
勾陳
螣蛇
白虎
玄武六神は日干に従って排列されます。
日干が異なれば、六神の起こし方も異なります。
六神は、事柄の表れ方や気象を補助的に観察するために使われます。
| 六神 | よく見られる象意 |
|---|---|
| 青龍 | 喜び、順調、品位、よい知らせ |
| 朱雀 | 消息、文書、口舌、表現、議論 |
| 勾陳 | 停滞、土地、旧事、牽連、絡まり |
| 螣蛇 | 疑い、虚驚、複雑、幻想、不安 |
| 白虎 | 圧力、傷害、衝突、強烈さ、リスク |
| 玄武 | 隠れ、曖昧、欺き、暗中、流動 |
六神は直接成敗を決めることはできません。
それらは爻に色と気質を加えるものに近いです。
たとえば次のようになります。
- 財爻が青龍に臨めば、財務機会が比較的順調または体面よく見える可能性があります。
- 財爻が玄武に臨めば、財務の不透明さに注意する必要があります。
- 官鬼が白虎に臨めば、圧力が強い可能性があります。
- 父母が朱雀に臨めば、消息、文書、コミュニケーションのテーマが明確です。
六神は補助であり、用神の旺衰を代替できません。
17. 月建と日辰を標記する
六爻判断は月建と日辰から離れられません。
月建は現在月の地支です。
日辰は当日の地支です。
それらは卦中の各爻の力に影響します。
たとえば次のようになります。
- 用神が月建から生扶されれば、力が増します。
- 用神が日辰から剋されれば、力が損なわれます。
- 用神が月建から冲されれば、事柄は動きやすくなります。
- 用神が日辰と合すれば、事柄に牽連があります。
- 用神が月建に臨めば、力は比較的強いです。
- 用神が日辰に臨む場合も、現実的な作用力があります。
月日は現実環境の中の時間の力のようなものです。
同じ卦でも、月日が異なれば判断は異なる可能性があります。
したがって六爻排盤では、必ず月建と日辰を標記します。
18. 空亡を判断する
空亡は、ある爻が一時的に実がない、位置についていない、浮いている、または落ち着きにくいことを示します。
たとえば次のようになります。
- 財爻が空なら、金銭が一時的に位置についていません。
- 父母爻が空なら、消息、契約、文書がまだ確定していません。
- 応爻が空なら、相手の状態が明確ではありません。
- 官鬼が空なら、圧力がまだ形成されていない、または職位がまだ確定していない可能性があります。
- 世爻が空なら、自分の心が落ち着かない、または現在の状態が不安定です。
空亡は必ずしも永遠にないことを意味しません。
出空、冲空、填実の後に、事柄が変化することがあります。
したがって空亡は月日、動爻、応期と合わせて見ます。
19. 六爻排盤の基本形式
一つの六爻盤は、通常上から下へ排列して表示されます。
上爻
五爻
四爻
三爻
二爻
初爻しかし起卦するとき、六回の結果は下から上へ生成されます。
第一回:初爻
第二回:二爻
第三回:三爻
第四回:四爻
第五回:五爻
第六回:上爻表示するときは、通常上爻を一番上に置き、初爻を一番下に置きます。
これは卦象が視覚上は上から下へ表示される一方で、生成時は下から上へ生成されるためです。
初学者は必ず次を区別します。
起卦は下から上。
表示は上から下。
20. 装卦の後、どのように判断を始めるか
装卦が完了した後、すぐ吉凶を見るべきではありません。
次の順序で進められます。
問いの種類を見る
まずユーザーが何を問うているかを確定します。
- 財務。
- 恋愛。
- 仕事。
- 協力。
- 文書。
- 疾病。
- 失物。
- 消息。
- 試験。
用神を探す
問いが異なれば、取る用神も異なります。
財を問うなら財爻を見ます。
仕事を問うなら官鬼を見ます。
契約や消息を問うなら父母を見ます。
子どもを問うなら子孫を見ます。
競争を問うなら兄弟を見ます。
世応を見る
世爻は自分を代表し、応爻は相手または外部を代表します。
世応が相生、相剋、相合、相冲しているかを見ます。
用神の旺衰を見る
用神は月日から生扶を受けていますか。
動いていますか。
空亡していますか。
冲剋されていますか。
墓に入っていますか。
動爻と変爻を見る
動爻は事柄の変化を代表します。
それが誰を生じ、誰を剋し、何へ化すかを見ます。
全体傾向を見る
最後に総合判断します。
- 事柄に力があるか。
- 障害はどこにあるか。
- 誰が主動しているか。
- どこに変化があるか。
- 進めるのに適しているか。
- 慎重であるべきか、行動すべきか。
21. よくある誤り
卦名だけを見る
六爻は卦名だけを見ることはできません。
卦名は背景にすぎず、本当の判断は六親、世応、用神、動爻、月日に基づきます。
問いの種類を無視する
同じ官鬼爻でも、仕事の問いでは職位、疾病の問いでは病象、恋愛の問いでは対象または圧力になる可能性があります。
問いの種類を見なければ、誤判しやすくなります。
用神を取り違える
用神を取り違えれば、判断は偏ります。
たとえば契約を問うのに財爻だけを見る、支払いを問うのに財爻をまったく見ない、相手の態度を問うのに応爻と関連する六親を見ない場合は、いずれも誤りになります。
月日を見ない
月建日辰を見なければ、爻が旺じているか弱いか分かりません。
六爻判断では時間の力を必ず見ます。
断語だけを暗記する
兄弟が動いたら破財、官鬼が動いたら災い、子孫が動いたらよい、と言うのはすべて過度な単純化です。
六爻は必ず具体的な問いと合わせて判断します。
22. 本章の重点
本章では次の重点を覚えておく必要があります。
- 六爻判断の第一歩は起卦と装卦です。
- 起卦は卦象を生成し、装卦は分析情報を六爻の中へ排列します。
- 銅銭起卦は通常六回振り、下から上へ卦を成します。
- 7 は少陽、8 は少陰、9 は老陽、6 は老陰です。
- 老陽、老陰は動爻であり、動けば変卦が成ります。
- 動爻は事柄の中で現在変化している要因を代表します。
- 装卦には、地支を装す、六親を装す、世応を定める、六神を安置する、月日を標記する、空亡を判断することが含まれます。
- 六親は卦象を現実の人事テーマへ変換します。
- 世爻は多くの場合自分を代表し、応爻は多くの場合相手または外部を代表します。
- 六神は気象を補助的に観察するためのもので、単独で吉凶を判断できません。
- 月建日辰は爻の旺衰に影響します。
- 装卦が完了した後は、まず問いを明確にし、用神を取り、その後総合判断します。
23. よくある質問
六爻は必ず銅銭で起卦しなければなりませんか。
必ずではありません。
銅銭起卦は伝統的によく使われる方法です。
数字起卦、時間起卦などの方法も使えます。
重要なのは、問いが明確で、方法が一貫し、判断が厳密であることです。
なぜ起卦では六回振るのですか。
一つの卦には六つの爻があるからです。
一回ごとに一爻を形成し、六回で完全な六爻卦を形成します。
第一回で出た爻はどこに置きますか。
第一回は初爻であり、一番下に置きます。
その後、順番に上へ排列します。
動爻は多いほどよいですか。
違います。
動爻が多いということは、変化が多く、要因が複雑であることを示します。
必ずよいわけでも、必ず悪いわけでもありません。
装卦はなぜ重要ですか。
六爻判断は六親、世応、六神、地支、月日、動変に依存するからです。
装卦が誤れば、判断の基礎そのものが誤ります。
六神は直接成敗を判断できますか。
できません。
六神は気象を補助するだけです。
成敗は主に用神、世応、旺衰、動変、生剋冲合を見ます。
24. 用語表
| 中国語用語 | 英語表現 | 説明 |
|---|---|---|
| 起卦 | Casting a Hexagram | 卦象を生成する過程 |
| 装卦 | Arranging the Hexagram | 地支、六親、世応、六神などを卦の中へ装入すること |
| 铜钱起卦 | Coin Casting | 三枚の銅銭を六回振って卦象を形成する方法 |
| 少阳 | Young Yang | 静かな陽爻、数字は 7 |
| 少阴 | Young Yin | 静かな陰爻、数字は 8 |
| 老阳 | Old Yang | 動く陽爻、数字は 9、動けば陰に変わる |
| 老阴 | Old Yin | 動く陰爻、数字は 6、動けば陽に変わる |
| 动爻 | Moving Line | 変化が発生する爻 |
| 变卦 | Changed Hexagram | 動爻が変化した後に形成される新しい卦 |
| 地支 | Earthly Branch | 六爻で五行、生剋、冲合を表す基礎 |
| 六亲 | Six Relatives | 父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼 |
| 世爻 | Self Line | 多くの場合、自分を代表する |
| 应爻 | Other Line | 多くの場合、相手または外部を代表する |
| 六神 | Six Spirits | 青龍、朱雀、勾陳、螣蛇、白虎、玄武 |
| 月建 | Month Branch | 現在月の地支 |
| 日辰 | Day Branch | 現在日の地支 |
| 空亡 | Emptiness | 一時的に実がない、未確定、または力が浮いている状態 |
25. 復習項目
- 起卦と装卦にはどのような違いがありますか。
- なぜ六爻判断では装卦を飛ばせないのですか。
- 銅銭起卦ではなぜ六回振るのですか。
- 第一回で出た爻は上に置きますか、下に置きますか。
- 7、8、9、6 はそれぞれどの爻を代表しますか。
- 動爻とは何ですか。
- 変卦とは何ですか。
- 装卦には通常どのような内容が含まれますか。
- 六親にはどのような作用がありますか。
- 世爻と応爻はそれぞれ何を代表しますか。
- なぜ六神は補助としてしか使えないのですか。
- 月建日辰はなぜ判断に影響しますか。
- 空亡は初歩的にどのように理解できますか。
- 六爻排盤後、どの順序で判断を始めるべきですか。
26. 次章の予告
次章:
次章では、六爻判断の中でもっとも核心となる三つの概念を深く説明します。
- 世爻とは何か。
- 応爻とは何か。
- 世応はどのように自分と相手を代表するか。
- 六爻における用神とは何か。
- 異なる問いではどのように用神を取るか。
- なぜ用神を取り違えると判断が誤るのか。
- 世、応、用神がどのように共同で判断の核心を構成するか。
次章を学び終えると、読者は次を理解できます。
六爻判断は、どの卦が「吉か凶か」を見るものではなく、まず自分、相手、問われている事柄がそれぞれどこにあるかを見るものです。
